自分のチカラで前に進めた！

2024年02月06日

こんにちは。春日井市教育付き学童保育かちがわの杜スクール長山内一生です。

本日は1年生男子3人グループでのお話をします。

1年生男子のAくん・Bくん・Cくんは小学校は別々で、Aくんは積極的、Bくんはおとなしく、Cくんはひとりの時間が多く、この3人が一緒に遊んだりすることはなく、Aくん以外はあまり自分の意見や発言することがなく、個々で楽しむことが多く見受けられる3人でした。Bくん、CくんからしてみるとAくんが積極的に誘ったり意見を出すので、何もしなくても事が進んでいく。といった感じであったと思います。

スタッフから子どもたち全員へ、「せっかく色々な小学校や学年が来ているかちがわの杜なんだから、かちがわの杜でしかできないことや、話せないことをしていこう！」など、無理にならない程度に声かけなどを地道に行ってきました。

ある時は誘い方や声の掛け方など、上級生の見本を見たり聞いたり、自分の気持ちの伝え方やお願いの仕方などスタッフから1年生に聞いてもらいどんな気持ちになったかを聞いたりなど、さまざまな角度から（子どもたちひとりひとり課題やテーマが違うため）アプローチをしていきました。

すると10月ぐらいからBくんからCくんを誘ってカードゲームをしたり一緒に宿題をした理と少しずつ会話が生まれるようになりました。

11月になるとCくんが誘えるようになり、自分の意見なども言えるようになってきました。

Aくんへも自然と自分から誘えるようになって、今では3人だけじゃなく、他の学年のお兄さんなどにも自分たちから声をかけれるようになってきて一緒に遊んだり、同じ班になった杜の時間での意見や話し合いもできるようになって、笑顔も表情も豊かになってきました。

そのままにしていたら、今日のこの話もなかったと思いますが、何より勇気を持って最初に一言をかけた、Bくん、Cくんの勇気で前に進めたと思います。

これからもかちがわの杜では、半歩でも前に進めるタイミングをしっかりみて子どもたちの成長に関わっていきたいと思います。