下級生の成長～支え合いの中で芽生える優しさ～

2024年12月13日

こんにちは。春日井市教育付き学童保育かちがわの杜スタッフのちよみです。

今日は、1年生同士の関わりの中で見られた心温まるエピソードをご紹介します。

かちがわの杜では、「杜の時間」という毎週テーマが設定されたグループワークを行っています。

この時間には、異学年の子どもたちが協力し合い、さまざまな活動に取り組みます。この日は、1年生のYくんが学童をお休みしていたため、ワークの内容がわからず、戸惑っている様子でした。

Yくんはスタッフに「昨日休んでいた」と伝えてくれてました。スタッフが「そういう時、どうしたらいいと思う？」と問いかけると、Yくんは少し考え込んでしまいました。

そんな時、同じ1年生のHくんが「ぼくがおしえてあげるよ！」と声をかけてくれたのです。Hくんのその一言はとても頼もしく、Yくんも安心した様子でHくんの説明に耳を傾けていました。

スタッフはそっと見守りながら、「ありがとう」とHくんに声をかけました。困っているお友達に自発的に手を差し伸べるHくんの姿に、スタッフ一同、大きな成長を感じました。

子どもたちは、日々の学びや関わり合いの中で少しずつ「相手を思いやる気持ち」や「自分から行動する力」を育んでいきます。このエピソードのHくんのように、誰かを助けたいという思いから生まれた行動は、子どもたちが社会性を身につける大切な一歩です。

成長のペースは一人ひとり違います。だからこそ、かちがわの杜では、子どもたちの個性に寄り添い、それぞれの可能性を大切にしています。また、子ども同士の関わりが自然に生まれるような環境づくりにも力を入れています。こうした場面を通じて、子どもたちは互いに刺激を受けながら、優しさや協力する心を育んでいくのです。

これからも子どもたちが安心して自分らしく成長できる場を提供し、子どもたち一人ひとりの「できた！」という瞬間を一緒に見守っていきたいと思います。日々の小さな成長が大きな未来へとつながっていくと信じています。