子どもたちが楽しみながら成長する「日本一調べ」

2024年12月19日

こんにちは。春日井市教育付き学童保育かちがわの杜のまいです。

かちがわの杜では、子どもたちが自分の興味や好きなものを深掘りしながら学ぶ「日本一調べ」という活動を行いました。このテーマでは、子どもたちが「自分の好きなものが何の日本一か」を考えたり、調べたりしながら進めていきます。動物や食べ物、乗り物など、それぞれが自分なりにテーマを決めて取り組む中で、子どもたちの発想力や主体性が存分に発揮されました。

ある子は「日本で一番古いアイスクリーム」を調べ、その歴史的背景や横浜が発祥の地であることを知ると、「へぇ～、知らなかった！」と楽しそうに驚いていました。一方で、「何を調べたらいいのか」が最初は難しいと感じた子もいましたが、周りにいた高学年が「自分が好きなものを選べばいいよ」と声をかけたり、友だちがそばでサポートすることで、安心して取り組む姿が見られました。

また、活動を通じて、ただ情報を探すだけでなく、仲間と協力する場面も多くありました。限られたタブレットを譲り合いながら使ったり、調べた内容をメモして他の子が使えるように配慮するなど、思いやりの行動が自然と生まれていました。

こうした経験は、非認知能力と呼ばれる「協調性」「共感力」などを育むうえで非常に重要です。

この活動の中で特に大切にしているのは、スタッフのサポートです。子どもたちが自ら考え、行動できる環境を整えるだけでなく、個々の成長や特性に合わせた声かけを行っています。たとえば、「調べたいことがうまく見つけられない」と悩む子に対しては、小さなヒントを与えたり、一緒に解決策を考えたりすることで、子どもたち自身が達成感を持って進めるように導きます。このような丁寧な関わりが、子どもたちの成長をより大きなものにしているのです。

活動を終えて、子どもたちは「自分の好きなものが実は日本一だった！」という新たな発見に喜びを感じたり、普段漠然と好きだったことを深掘りすることで、さらに興味を持つようになりました。

今後も子どもたちの好きが伸びたり興味を持つ幅を増やしていけるような取り組みを行っていきます！