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泣き虫1年生の足跡 その3(最終回)

皆さんこんにちは、かちがわの杜、山内です。

 

さて泣き虫のA君の続き、今回は最終回、あの泣き虫から立派な頼れるお兄ちゃんに成長するまでです。

A君が2年生の夏休みにiPadを使って動画を作成、表現力や想像力を養う、という企画を杜の時間で行いました。

 

使い方は大人が考えるよりそんなに難しくありません。

さっそく動画のテーマを決めます。子どもたちからは「自己紹介動画!」や「自分の家族について」など意見や自分の思いなどたくさん出てきました。

このときA君はまだ自信がなく自分の意見が積極的に言えず、ただみんなの意見を聞いているだけでした。最終的には「かちがわの杜の紹介動画」となりました。

 

それぞれ4人ぐらいの班に分かれ、作成開始!A君のいる班は彼が一番上、1年生をリードしなくてはなりません。ただ幸いなことに彼が習っているプログラミング教室でiPadの操作はすでに慣れたものです。

 

動画をつくり始めて3分、A君の班から「A君すごい!」との声。見に行ってみると、A君、得意げ紹介写真へのコメントや音楽などを挿入、サクサクとやっているではありませんか!驚きの声を聞きつけた他の班の子どもたちもA君の周りに集まってきました。

子どもたち、A君の動画を見て「すごいなー」「まじか早っ!」などびっくり!A君は照れながらも少しずつ動画を作っていきました。同じ班の子供たちに、「どんな言葉を入れる?」「どこから写真撮る?」など、あのA君から他のメンバーに指示を出し始めています!

 

そして完成。みんなで完成した動画を鑑賞しました。

いつも通り鑑賞した後、班ごとに工夫したことや動画を作る際に心がけたことなど発表してもらいます。A君の班はなんと彼が発表者、後から聞いた話ですが自分から発表してみたいと立候補したって!?

声は小さかったですが、明らかに彼の中で何かが変わった瞬間でした。

 

みんなから認めてもらったことでの自信になり、自信が行動や表情も変わりました。

そして2学期になりお母さんが懇談会で学校の先生から、「自分から意見を言ったり、発言してくれたり、2学期になって積極的に取り組んでいます」って言われましたと報告をしてくれました。今彼は5年生、学級委員になったり、かちがわの杜でも頼れるアニキなんです!

 

この言葉は僕らにも励みになりました。

 

常に子ども達の成長のきっかけづくりを心がけ、杜の時間の企画や内容だけでなく習い事の時間、自由時間での声かけに至るまで、子ども達にいかに自信や自己肯定感を高めていくことに努めています。

 

ひとりひとりをしっかり見極めて、それぞれが「成長」できるお手伝いをこれからも行っていきます。

ご拝読ありがとうございました。

 

 

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