１年生の成長

2024年07月23日

こんにちは。かちがわの杜　くみこです

早いもので、もう、夏休みに入りましたね。
今年のサマースクールも、子ども達が主体となって、楽しく遊び、学べるイベントの準備を、着々と進めております。

かちがわの杜のおやつは、子ども達が決めています。
おやつ決めは、当番制になっているわけではないため、宿題が終わった子、二、三人でおやつを決めることになっています。

他の学年より下校時刻が早い一年生がおやつを決める機会が多いため、入所仕立ての頃は、高学年に段取りを教わりながら、一緒にやっていました。

おやつ決めは、段取りがいくつかあるため、子どもは役割を分担して行います。

学童に来所する人数を名簿をみて確認する子。人数分のお菓子があるか数える子。ホワイトボードにお菓子の種類を書く子。

お菓子の種類決めは、みんなで話し合って決めています。
実はこのおやつ決め、一年生にとっては、ちょっと難しかったりします。

発達の段階でみると、一年生は、自分中心に物事を捉える時期であり、相手の気持や考えを想像して行動するようになるのは、7才頃から。(子どもによって個人差はあります)

そのため、子ども同士、相談しながら決めるのは難しく、「僕、ホワイトボードに書きたい」「ぼくもやりたい」「私こっちのお菓子がいい」など、意見の食い違いから、小競り合いがおきましたが、何度もおやつ決めをしていくうちに、「ぼく、お菓子を数えるね！」と言う子、「私、名簿を見てくる～」と、子どもが変化していきました。

このような場面に立ちあうと、人は経験を重ねて成長する、ということを、あらためて感じました。
かちがわの杜では、今後も、子ども達が主体となって活動する中で、自主性や、協調性を育む取り組みをしていきたいと考えています。