学童でのトラブルや、保護者の抱える悩み⋯どこに相談したらいい?
2025年12月04日
学童でのトラブルに不安を感じたら
学童は、家庭と学校の間をつなぐ大切な居場所です。かちがわの杜のスタッフたちもお子さまが安全に、そして自分らしく過ごせる時間を作ることを意識して、お子さまと接しています。
しかし、初めて学童を利用するときや、低学年のお子さまを預ける場合は、心配や不安を抱える保護者の方も少なくありません。
辛くなってしまう前に、困ったときに頼れる相談先があることを知っておきましょう。

保護者の方からよくある相談・抱える不安とは?
- 子どもが「学童に行きたくない」と言い出した
小学校に入学したばかりのお子さまは、環境の変化・宿題・学童など新しいことが一気に増え、慣れない集団行動やルールに心と体が追いついていないことがあります。また、「なかなか朝から学校へ向かうのが難しくて、お昼ごろから登校するようになった」という声を聞くこともあります。朝の登校前は不安が高まりやすかったり、友達関係や授業に対してなんとなく不安を感じていて、原因をうまく言語化できないことがあります。
- 友達ができているか心配
「話せる友達が少ないのかも…」と不安に思う保護者様も多くいらっしゃいますが、特に1年生の子どもには人見知りや慎重なタイプの子も多く、一人で本を読むのが好きだったり、声をかけるタイミングを伺っていることもあります。
- 友だち関係のトラブル
小学3・4年生や高学年くらいになると「自分のやりたいこと」がはっきりしてきますが、相手の気持ちを想像する力はまだ育っている途中の子どもが多いです。友だちとの距離感やグループの関係でトラブルが起きやすくなります。
学童の不安はどこに相談する?迷わないための相談ガイド
通っている学童保育施設
学童の時間の中で、お子さまの様子を一番近くで見ているのが指導員やスタッフです。どんな様子で過ごしているかしっかり見守っているので、もっとも解決につながりやすい相談先でもあります。
相談するときのポイントとしては、このような伝え方がおすすめです。
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事実と感じている不安を分けて伝える
「昨日は疲れている様子でした」「最近“行きたくない”と言うことが増えて不安です」
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気になるタイミングや場面があれば共有する
「宿題のときに気持ちが落ち込んでいるようです」「友達の名前が最近出なくて…」
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一緒に考える姿勢で相談する
「自分はこう思っていますが、どうしたらいいと思いますか?」
指導員とのコミュニケーションが前向きになり、より丁寧な対応につながります。
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小さな不安でも遠慮せずに相談する
指導員側も、早めに伝えてもらえたほうが対応しやすいことがあります。
市区町村の担当課
公設の学童は自治体が所管しているため、市役所・区役所の担当課である子育て支援課・放課後児童対策課・児童福祉課などが相談窓口になります。
民間の学童の場合、「放課後児童クラブ(いわゆる学童保育)」として自治体に届出・委託されている施設であれば、上記と同じように担当課に相談するとよいでしょう。
ただし、完全な民間アフタースクール(無認可・自治体未関与)の場合は、まず学童の運営者に相談しましょう。料金・契約内容・退会時のトラブルなどが起きたときは、消費生活センターに連絡することも視野に入れておくと安心です。
春日井市の相談窓口│育児や家庭の相談
こども家庭センター(春日井市役所)
春日井市では、妊娠・出産・乳幼児についての相談に対応する「子育て世代包括支援センター」、子どもの心身の発達や家族関係など、子育てや家庭に関する相談に対応する「子ども家庭総合支援拠点」を統括したこども家庭センターを設けています。
保健師や助産師、社会福祉士など専門職の方に相談ができるので、おうちでのお子さまの様子に対して不安を感じているようであれば、一度相談してみるのも良いでしょう。
相談できる日時
火曜日・木曜日・金曜日
9:00~12:00、または13:00~16:00
詳しくは下記の春日井市公式HPをご覧ください。
【春日井市公式HP】(外部に遷移します)
子育て子育ち総合支援館(かすがいげんきっ子センター)
子育て子育ち総合支援館は、一時預かりや児童館だけでなく、子育て全般の不安や悩みについての相談も受け付けています。
保育士の方が相談に乗ってくれるので、「どう関わっていくといいんだろう」「今の育児方針で合っているのかな」と不安に思ったときも、子どもの発達や心理の視点からアドバイスを受けられることがあります。
相談できる日時
火曜日~日曜日(月曜日定休)
9:00~18:00
詳しくは下記の春日井市公式HPをご覧ください。
【春日井市公式HP】(外部に遷移します)
育児相談(子育て子育ち総合支援館)
春日井市の民間学童「かちがわの杜」が大切にしていること
放課後の時間をどこで過ごすかは、お子さまにとっても保護者の方にとっても重要なことですよね。
特に新しい環境に慣れる時期は、「ここなら安心できそう」と思える学童かどうかによって、子どもの過ごしやすさが大きく関わるでしょう。
かちがわの杜はただお預かりするだけでなく、子どもとの対話や自主性を大切にしながら、お子さまの心の動きや日々の小さな変化をしっかりキャッチできるよう、子ども10人に対してスタッフ1名を配置しています。
私たちが子どもたちと関わる中で、特に心がけている3つのポイントをご紹介します。
子どもとの対話を大切にしています
子どもたちにただ指示をしたり、強制的にさせるのではなく、自立心や協調性を育むことを心がけています。
そのために、日々の関わりの中で「次はどうすればうまくいくかな?」「どうしてそう感じたの?」といった、自分で考えて気付けるような声かけを意識しています。
上手く気持ちがまとまらないときや言葉にできないときには、納得できるまで時間をかけて話し合い、子どもたちと一緒に考えるようにしています。
かちがわの杜に通う子どもたちの成長を感じた出来事も、ブログで公開しています。
子どもの「やりたい」を尊重し、挑戦する気持ちを育てます
習い事やオリジナルプログラムの”杜の時間”など、どんな活動でも子どもの「やってみたい!」という気持ちを尊重し、その瞬間の興味を大切にしています。
子どもたちが主体となって考え、行動に移し、最後までやり遂げたときの達成感は、次の挑戦につながる大事な経験になると私たちは考えています。
気軽に共有できる連絡体制を整えています
保護者の方が安心して預けられるよう、毎日のコミュニケーションでしっかりお子さまの様子をお伝えすることを心がけています。
お迎え時には、その日の子どもの姿をていねいに共有しています。
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一日どんな様子で過ごしていたか
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できるようになったこと
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友達との関わりや参加した活動のこと
また、当日連絡での延長にも柔軟に対応しており、急な残業や予定変更があっても安心してご利用いただけます。
学童の不安は、ひとりで抱え込まず相談を
学童でのトラブルや不安は、どのご家庭でも起こりうるものです。
「子どもが行きたがらない」「学童の様子が見えない」など、悩みの種類はさまざまですが、どれも保護者の方が真剣にお子さまを思っているからこそ生まれる気持ちです。
困ったときは、通っている学童の指導員に相談したり、市や国などの公的な相談窓口を利用しましょう。
春日井市の民間学童 かちがわの杜では、子どもとの対話を大切にしながら、一人ひとりの気持ちに寄り添う環境づくりを意識しています。「やってみたい!」という気持ちを育て、自分で選び、自分で考えられる力を一緒に伸ばしていけるよう、日々の関わりを丁寧に積み重ねています。
かちがわの杜の教育方針や特徴を知りたい方は、こちらからご覧いただけます。




