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子どもたちが育てている「自分で動く力」

こんにちは。春日井市 教育付き学童保育スタッフのはるかです。

金曜日になると、かちがわの杜からスイミングスクールへ直接向かう子どもたちがいます。
時間が近づくと、「スイミング行くのでお願いします!」と、自分たちで準備を整え、スタッフに声をかけに来ます。

荷物を確認し合いながら、自然と並び始める子どもたち。
「荷物全部持った?」
「ちゃんと並ぶよ。」

上級生が下級生にさりげなく声をかける姿も、すっかり日常の光景になりました。

バス停までは商業施設や駅の中を通ります。
エスカレーターは一人ずつ安全確認。
人混みでは広がらない。
お店や病院の前では声の大きさに気をつける。

実は、これらはスタッフが細かく決めたルールではありません。
活動を重ねる中で、「こうした方が安全だね」「こうすると周りの人も気持ちよく過ごせるね」と、子どもたち自身が考えて身につけてきた行動です。

そして気づけば、その姿を見ていた下級生たちにも自然と伝わっていました。
誰かに言われたからやるのではなく、自分たちで必要だと思った行動が次の学年へと受け継がれていく。
その様子を見るたびに、とても嬉しい気持ちになります。

以前はスタッフが前後につき、細かく声をかけながら歩いていました。
けれど今では、子どもたちが周りを見て行動してくれるので、スタッフは少し後ろからそっと見守るだけで大丈夫になりました。

バス停に到着すると、バスに乗るときは下級生から順番に。
運転手さんには「こんにちは!」「お願いします!」と、しっかり挨拶をしてから席に座ります。

こちらも教えたわけでもルールでもありません。それぞれが考えた上での行動です。

そしてバスが出発すると、姿が見えなくなるまで手を振ってくれる子どもたち。


送り出すたびに、“任せられる存在”へと成長していることを感じ、胸があたたかくなります。

かちがわの杜は、「ルールだからやる」「言われたから挨拶する」という子どもを育てたいわけではありません。
自分で考え、周りを見て、必要だと思う行動を選べる人になってほしい。
そんな願いを大切にしています。

勝川小学校や小野小学校に通う子どもたちも、こうした日常の経験の中で少しずつ自信をつけ、できることを増やしていきます。

子どもたちの自立は、特別な出来事の中で生まれるものではありません。
日々の小さな経験の積み重ねの中で、静かに、そして確実に育っていきます。

何気ない金曜日の送り出しの時間に、子どもたちの成長をあらためて感じたひとときでした。

 

 

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